13日午前10時16分すぎの日経平均株価は、前日比200円程度高い5万1270円前後で推移する。午前10時10分には、同262円78銭高の5万1326円09銭を付けている。朝方は、きのう幅広い銘柄が買われたことに対する利益確定売りや、ソフバンGの下げで反落スタートした。ただ、円安や押し目買いによりその後はプラスに転じている。現地12日の米国では、連邦議会下院での政府のつなぎ予算案通過への期待感から、景気敏感株や金融株が買われ、NYダウは連日で終値ベースでの史上最高値を更新。一方、ナスダック総合指数は小幅ながら続落した。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、12日の大阪取引所算値比135円高の5万1255円だった。
業種別では、全33業種のうち27業種が上昇、6業種が下落している。大和証G、野村などの証券商品先物株や、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株が高い。クレセゾン、オリックスなどのその他金融株や、東電力HD、関西電などの電気ガス株も堅調。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、大林組、清水建などの建設株もしっかり。一方、NTT、ソフバンGなどの情報通信株や、ニッパツなどの金属製品株が下落。テルモ、HOYAなどの精密機器株や、郵船、商船三井などの海運株も安い。
そのほか、エムスリー、デクセリアル、LinkUG、GMOGHD、SWCCが上昇。半面、Vテク、LIFULL、酉島製、Jマテリアル、ASB機械などが下落している。
東京外国為替市場では午前10時16分時点で、ドル・円が1ドル=154円台の後半(12日は154円61−63銭)、ユーロ・円が1ユーロ=179円台の半ば(同179円09−13銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社