6日前場は日経平均株価が、前週末比2065円86銭高の4万7835円36銭と大幅に3日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同89.51ポイント高の3218.68ポイント急伸した。4日に高市早苗氏が自民党の新総裁に就任し、積極的な財政拡張への期待で買いが先行。総裁選では安全保障や経済安保などの政策を掲げていたこともあり、防衛関連にも買いが広がった。売り方の損失覚悟の買戻しも誘ったもようで、日経平均は午前10時47分に、同2103円90銭高の4万7873円40銭を付け、9月19日の取引時間中の史上最高値(4万5852円75銭)を大きく更新。TOPIXも9月25日の取引時間中の史上最高値(3192.12ポイント)を塗り替えた。その後も、利益確定売りを吸収し堅調に推移した。ドル・円相場は1ドル=149円台の後半で推移し、足元ではもみ合い。
東証プライム市場の出来高は15億7139万株、売買代金は4兆965億円。騰落銘柄数は値上がりが1396銘柄、値下がりは197銘柄、変わらずは23銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落した。ディスコ、菱重工などの機械株や、アドバンテス、東エレクなどの電気機器株が上昇。三井不、菱地所などの不動産株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株も高い。テルモ、HOYAなどの精密機器株や、大林組、清水建などの建設株も堅調。INPEX、石油資源などの鉱業株や、大和証G、野村などの証券商品先物株、東電力HD、関西電などの電気ガス株もしっかり。一方、三菱UFJ、三井住友などの銀行株が安い。
そのほか、アイネット、古野電、安川電、日製鋼、シンフォニアが上昇。半面、レノバ、LinkUG、シンクロF、楽天銀行、FIGなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社