市況(場況)

日経平均は211円高と続伸、エヌビディア決算通過で売り一巡後は堅調推移=28日前場

 28日前場は日経平均株価が、前日比211円47銭高の4万2731円74銭と続伸。TOPIX(東証株価指数)は同12.34ポイント高の3082.08ポイントと3日ぶりに反発した。注目されたエヌビディアの25年5−7月期決算は、売上高が市場予想平均を上回ったものの、8−10月の見通しが一部の強気のアナリスト予想に届かず、時間外取引で同社株が下落。その動きを受けて日本株も朝方は売りが先行した。ただ、売りが一巡した後は押し目を拾う動きが強まり上げ転換。一時はもみ合い商状となったが、前場終了にかけて堅調に推移、午前11時24分には同214円45銭高の4万2734円72銭を付けるなど、高値圏で取引を終えた。

 東証プライム市場の出来高は8億1967万株、売買代金は1兆8662億円。騰落銘柄数は値上がりが903銘柄、値下がりは617銘柄、変わらずは91銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落した。INPEX、石油資源などの鉱業株や、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、MS&AD、東京海上などの保険株も高い。ENEOS、コスモエネHなどの石油石炭製品株や、LIXIL、三和HDなどの金属製品株も堅調。中外薬、第一三共などの医薬品株や、KDDI、ソフバンGなどの情報通信株もしっかり。一方、7&iHD、ファストリテなどの小売株や、帝人、東レなどの繊維株、郵船、商船三井などの海運株が安い。

 そのほか、HUGHD、大阪チタ、不二製油、芝浦、愛知鋼が上昇。半面、電算システム、DyDo、Vキューブ、WOWOW、ナガイレベなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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