10日前場は日経平均株価が、前日比225円00銭高の4万3684円29銭と反発。TOPIX(東証株価指数)も同11.22ポイント高の3133.34ポイントと上昇した。日経平均は現地9日の米国株高を受け反発して取引を開始。きのう下落していた反動もあり、午前9時52分には同274円40銭高の4万3733円69銭を付けた。その後は、戻り待ちの売りに伸び悩む場面もみられたが、取引終了にかけて上げ幅を取り戻した。
東証プライム市場の出来高は9億6605万株、売買代金は2兆1101億円。騰落銘柄数は値上がりが955銘柄、値下がりは576銘柄、変わらずは88銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち19業種が上昇、14業種が下落した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、中部電、関西電などの電気・ガス株が上昇。NTT、ソフバンGなどの情報通信株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も高い。INPEX、石油資源などの鉱業株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も堅調。日立、アドバンテスなどの電気機器株や、オリックス、三菱HCキャなどのその他金融株もしっかりだった。一方、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、帝人、東レなどの繊維株が安い。
そのほか、武蔵精密、GMOインタ、イビデン、KLab、デジタルHDが上昇。半面、三井ハイ、ベステラ、Bガレージ、一工薬、アステリアなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社