21日後場の日経平均株価は、前日比230円51銭安の3万7298円98銭と反落しきょうの安値で取引を終えた。TOPIX(東証株価指数)も同5.95ポイント安の2732.88ポイントと下落した。朝方は、シカゴ日経平均先物の円建て清算値が、20日の大阪取引所清算値比90円高の3万7620円と堅調だったことから、日経平均は同清算値にサヤ寄せして取引を開始。ただ、手がかり材料に欠けるなか、為替が円高方向で推移したこともあり下げ転換。後場も様子見姿勢が強まるなか弱含みの展開で、取引終了にかけ下げ幅を拡大した。
東証プライム市場の出来高は18億1276万株、売買代金は4兆1957億円。騰落銘柄数は値上がりが747銘柄、値下がりは816銘柄、変わらずは69銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち13業種が下落、20業種が上昇した。SOMPOH、東京海上などの保険株や、アシックス、任天堂などのその他製品株が下落。日立、ソニーGなどの電気機器株や、エムスリー、リクルートHなどのサービス株も安い。オリンパス、HOYAなどの精密機器株や、KDDI、ソフバンGなどの情報通信株も軟調。特殊陶、ニチアスなどのガラス土石株や、7&iHD、ファストリテなどの小売株も弱かった。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株が上昇した。
個別では、GLM、Sansan、Vキューブ、アドクリ、ハピネットなどが下落。半面、レオパレス、ミガロHD、若築建、京葉銀、大同メタが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社