市況(場況)

日経平均は253円高と7日続伸、買い一巡後は連休控えで手じまい売りも=2日前場

 2日前場の日経平均株価は、前日比253円23銭高の3万6705円53銭と7日続伸。TOPIX(東証株価指数)は同4.17ポイント高の2683.61ポイントと8日続伸した。米国株高や為替相場が1ドル=145円台の前半と円安方向に振れたことを受け、買い先行で取引を開始。日経平均は午前9時47分に同524円21銭高の3万6976円51銭を付ける場面がみられた。その後は、あす3日からの4連休を控えることから積極的な買いは限られ、手じまい売りが優勢となった。取引時間中としては3月28日以来の3万7000円台回復は持ち越された。

 東証プライム市場の出来高は9億5542万株、売買代金は2兆3365億円。騰落銘柄数は値上がりが488銘柄、値下がりは1085銘柄、変わらずは62銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち18業種が上昇、15業種が下落した。バンナムや任天堂などのその他製品株や、中外薬、第一三共などの医薬品株が上昇。デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、オリンパス、HOYAなどの精密機器株も高い。郵船、商船三井などの海運株や、信越化、富士フイルムなどの化学株も堅調。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株もしっかり。一方、三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、オリックス、JPXなどのその他金融株が下げた。

 個別では、AOKIHD、DTS、JVCKW、日農薬、小松ウオールなどが上昇。半面、コカコーラ、楽天銀行、りそなHD、エプソン、スカパーJが安い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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