18日前場の日経平均株価は、前日比255円06銭高の3万8791円80銭と3日続伸。TOPIX(東証株価指数)が同14.74ポイント高の2801.69ポイントと上昇した。日経平均が前場の高値で、TOPIXもほぼ高値で取引を終えている。日経平均は、現地17日の米国株式市場で、中東情勢の緊迫化が警戒されNYダウ、ナスダック総合指数がともに下落したことを受け、朝方は売りが先行した。ただ、売り進む動きがみられなかったことや、対ドルでの円安の動きを支えに上げ転換。その後も堅調な値動きとなった。
東証プライム市場の出来高は7億6088万株、売買代金は1兆9988億円。騰落銘柄数は値上がりが1037銘柄、値下がりは520銘柄、変わらずは70銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち26業種が上昇、7業種が下落した。バンナム、任天堂などのその他製品株や、王子HD、北越コーポなどのパルプ紙株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、東ガス、大ガスなどの電気・ガス株も高い。ニコン、HOYAなどの精密機器株や、大成建、大林組などの建設株も堅調。7&iHD、ファストリテなどの小売株や、JAL、ANAの空運株もしっかり。一方、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、郵船、商船三井などの海運株が弱い。
個別では、アステリア、アドクリ、日清オイリオ、CARTAH(監理)、SREHDなどが上昇。半面、ミガロHD、阿波銀、JSB、サンケン、GMOインタが安い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社