21日午前10時10分すぎの日経平均株価は、前日比280円程度安い4万2610円前後で推移する。午前10時6分には同289円48銭安の4万2599円07銭を付けている。現地20日の米国株式市場では、NYダウが小幅に続伸したが、ナスダック総合指数とSOX(フィラデルフィア半導体株)指数は続落。日本株も、朝方からやや円高方向にあることもあり売りが先行した。直近の下げを受けた押し目買いの動きもみられ、上げ転換する場面もみられたが、利益確定売りが優勢となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、20日の大阪取引所清算値比85円安の4万2835円だった。
業種別では、全33業種のうち28業種が下落、5業種が上昇している。中外薬、第一三共などの医薬品株、大林組、清水建などの建設株が下落。デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、JR東日本、JR東海などの陸運株も安い。OLC、リクルートHなどのサービス株や、バンナム、任天堂などのその他製品株も軟調。三井不、菱地所などの不動産株や、NTT、ソフバンGなどの情報通信株も弱い。一方、古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株が上昇している。
そのほか、第一三共、アドクリ、福田組、住友林、ライフネットが下落。半面、宝HLD、タカラBIO、ネットプロテ、三井金、ユニチカなどが高い。
東京外国為替市場では午前10時10分時点で、ドル・円が1ドル=147円台の半ば(20日は147円62−64銭)、ユーロ・円が1ユーロ=171円台の半ば(同171円90−94銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社