16日前場は日経平均株価が、前日比35円62銭安の3万9642円40銭と反落。TOPIX(東証株価指数)も同8.26ポイント安の2817.05ポイントと下落した。日経平均は、朝方に買いが先行したが下げ転換し、午前9時28分に同157円06銭安の3万9520円96銭を付けた。その後、押し目を拾う動きから上昇に転じる場面もみられたが、戻り待ちの売りに押されるなど、前日終値を挟んで方向感なくもみ合った。
東証プライム市場の出来高は7億3495万株、売買代金は1兆9247億円。騰落銘柄数は値上がり630銘柄、値下がり909銘柄、変わらずは87銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち25業種が下落、8業種が上昇した。三井不、菱地所などの不動産株や、大和証G、野村などの証券商品先物株が下落。SOMPOH、東京海上などの保険株や、王子HD、北越コーポなどのパルプ紙株も安い。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、JAL、ANAなどの空運株も軟調。オリックス、JPXなどのその他金融株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株も弱かった。一方、三菱倉、上組などの倉庫運輸株や、LINEヤフ、NTTなどの情報通信株が高い。
個別では、ヨシムラFH、テラスカイ、ヒトコムHD、北の達人、いちごが下落。半面、オープンG、JCRファマ、ライドリC、東宝、プロレドPなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社