15日後場の日経平均株価は、前日比372円62銭安の3万7755円51銭と続落。TOPIX(東証株価指数)も同24.33ポイント安の2738.96ポイントと下落した。現地14日の米国株式市場は、NYダウが続落した一方、引き続きハイテク株が物色されナスダック総合指数は6日続伸するなど、まちまちだった。日本株は朝方から為替市場で1ドル=146円台の半ばと、きのう14日よりも円高方向に振れていることから売りが先行。日経平均は一時下げ渋る場面もみられたものの、午後零時30分に同494円77銭安の3万7633円36銭を付けた。その後、下げ渋る動きをみせたが、現地15日には米4月小売売上高などの経済指標の発表を控えることから、戻りは限られた。
東証プライム市場の出来高は20億2594万株、売買代金は4兆7778億円。騰落銘柄数は値上がりが489銘柄、値下がりは1098銘柄、変わらずは46銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち24業種が下落、9業種が上昇した。日産自、トヨタなどの輸送用機器株や、TOPPAN、任天堂などのその他製品株が下落。第一生命HD、東京海上などの保険株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も安い。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、古河電工、フジクラなどの非鉄金属株も軟調。楽天グループ、リクルートHなどのサービス株や、東京センチュ、JPXなどのその他金融株も弱かった。一方、郵船、商船三井などの海運株や、クラボウ、東レなどの繊維株が上昇した。
個別では、GENOVA、GMOインタ、シンクロF、Eギャランテ、ファイバーGが下落。半面、UTグループ、MSOL、メドピア、共同印、ラサ工などが高かった。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社