2日後場の日経平均株価は、前日比378円39銭高の3万6830円69銭と7日続伸。TOPIX(東証株価指数)は同8.34ポイント高の2687.78ポイントと8日続伸した。米国株高や円安を背景に、買い先行で取引を開始。日経平均は午前9時47分に同524円21銭高の3万6976円51銭を付ける場面がみられた。その後は、連騰となっていたことや、あす3日からの4連休を控え積極的な買いは限られた。取引終了にかけては、手じまい売りが優勢で、終値ベースでは3月28日以来となる3万7000円台の回復は持ち越しとなった。
東証プライム市場の出来高は19億7112万株、売買代金は4兆7505億円。騰落銘柄数は値上がりが817銘柄、値下がりは766銘柄、変わらずは52銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち24業種が上昇、9業種が下落した。オリンパス、HOYAなどの精密機器株や、中外薬、第一三共などの医薬品株が上昇。バンナム、任天堂などのその他製品株や、信越化、富士フイルムなどの化学株も高い。デンソー、トヨタなどの輸送用機器株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株も堅調。7&iHD、ファストリテなどの小売株や、郵船、商船三井などの海運株もしっかり。一方、三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、伊藤忠、三菱商などの卸売株が下げた。
個別では、AOKIHD、DTS、サンウェルズ、伊藤ハム米久、JVCKWなどが上昇。半面、コカコーラ、楽天銀行、フジHD、りそなHD、めぶきFGが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社