22日後場は日経平均株価が、前日比23円12銭高の4万2633円29銭と4日ぶりに小幅反発。TOPIX(東証株価指数)は同17.92ポイント高の3100.87ポイントと上昇した。現地21日の米国株式市場では、NYダウが3日ぶりに反落し、ナスダック総合指数とSOX(フィラデルフィア半導体株)指数は3日続落。日経平均は円安もあり前日の底堅い動きを維持し、午前9時1分に同110円40銭高の4万2720円57銭を付けた。その後、週末のジャクソンホール会議でパウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が講演を行うことを控え、様子見姿勢が強まった。小幅に下落する時間帯もみられたが、クロージングオークションで上げ転換して取引を終えた。
東証プライム市場の出来高は17億144万株、売買代金は3兆9537億円。騰落銘柄数は値上がりが1013銘柄、値下がりは547銘柄、変わらずは60銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち25業種が上昇、8業種が下落した。第一生命HD、東京海上などの保険株や、大和証G、野村などの証券商品先物株が上昇。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、INPEX、石油資源などの鉱業株も高い。東電力HD、関西電などの電気・ガス株や、三井金、住友電工などの非鉄金属株も堅調。王子HD、三菱紙などのパルプ紙株や、デンソー、トヨタなどの輸送用機器株もしっかりだった。一方、信越化、花王などの化学株や、JAL、ANAなどの空運株が下落した。
そのほか、アステリア、電算システム、ケミコン、ユニチカ、セレスが上昇。半面、オイラ大地、エムスリー、ライドリC、JR西日本、マイクロニなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社