7月1日前場の日経平均株価は、前日比405円78銭安の4万81円61銭と6日ぶりに大幅反落。TOPIX(東証株価指数)は同23.19ポイント安の2829.65ポイントと下落した。日経平均は午前10時32分に、同478円10銭安の4万9円29銭を付けている。前日は買い一巡後に上げ幅を縮小する展開だったが、この日も上値の重さが意識された。連騰が続いたこともあり短期的な過熱感が警戒されたようだ。また、ドル・円相場が一時1ドル=143円台の半ばまで円高方向に進んだことも重しとなった。
東証プライム市場の出来高は8億3717万株、売買代金は2兆1911億円。騰落銘柄数は値上がりが407銘柄と低迷した一方、値下がりは1170銘柄、変わらずは47銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち27業種が下落、6業種が上昇した。中外薬、第一三共などの医薬品株や、大和証G、野村などの証券商品先物株が下落。OLC、リクルートHなどのサービス株や、INPEX、K&Oエナジなどの鉱業株も安い。大日印、任天堂などのその他製品株や、第一生命HD、東京海上などの保険株も軟調。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も弱かった。一方、古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、東電力HD、中部電などの電気・ガス株が高い。
個別では、ACCESS、スターマイカ、瑞光、愛知鋼、GMOインタが下落。半面、象印、洋エンジ、芝浦機械、都競馬、ネットプロテなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社