9月1日午前10時7分すぎの日経平均株価は、前週末比430円程度安い4万2285円前後で推移する。前週末8月29日の米国市場で、9月1日がレーバー・デーで休場となることや、一部経済指標の軟化もあり、ポジション調整の売りが優勢となった。週明けの日本株も米株安を受けて売りが先行。午前9時37分には、同507円66銭安の4万2210円81銭を付けた。その後も弱含みの展開となっている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同29日の大阪取引所清算値比610円安の4万2080円だった。
業種別では、全33業種のうち9業種が下落、24業種が上昇している。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、ソシオネクス、東エレクなどの電気機器株が下落。コナミG、ソフバンGなどの情報通信株や、アシックス、任天堂などのその他製品株も安い。SBI、野村などの証券商品先物株や、ディスコ、SMCなどの機械株も軟調。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、JALなどの空運株も弱い。一方、中外薬、第一三共などの医薬品株や、味の素、JTなどの食料品株、INPEX、石油資源などの鉱業株が高い。
そのほか、トリケミカル、アドバンテス、ラクーンHD、芝浦、KOKUSAが下落。半面、電算システム、IIJ、六甲バタ、たけびし、日東紡などが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時7分時点で、ドル・円が1ドル=147円台の前半(前週末8月29日は147円00−02銭)、ユーロ・円が1ユーロ=172円台の前半(同171円61−65銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社