市況(場況)

日経平均は436円高と4日ぶり大幅反発、伸び悩むもクロージングオークションで上昇幅拡大=24日後場

 24日後場の日経平均株価は、前日比436円47銭高の3万8790円56銭と4日ぶりに大幅反発。TOPIX(東証株価指数)が同20.17ポイント高の2781.35ポイントと上昇した。日経平均は午前9時10分に、同636円02銭高の3万8990円11銭を付け、2月に付けた3万9000円に迫った。トランプ大統領は日本時間24日朝、自身のSNSに「イスラエルとイランが暫定的な停戦で合意した」と投稿。中東情勢への警戒感が和らぎ、日本株に買いが入った。買い一巡後は、戻り待ちの売りに加え、ドル・円相場が1ドル=145円台の半ば(23日は147円32−34銭)近辺と、円高方向にあることから、取り引き終了にかけて伸び悩んだが、クロージングオークションで上げ幅を取り戻す格好となった。

 東証プライム市場の出来高は15億8002万株、売買代金は4兆2040億円。騰落銘柄数は値上がりが1044銘柄、値下がりは509銘柄、変わらず74銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち20業種が上昇、13業種が下落した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、JAL、ANAなどの空運株が上昇。大和証G、野村などの証券商品先物株や、アシックス、任天堂などのその他製品株も高い。日立、ソニーGなどの電気機器株や、三菱UFJ、みずほなどの銀行株も堅調。アステラス薬、第一三共などの医薬品株や、ソフトバンク、ソフバンGなどの情報通信株もしっかり。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株が安い。

 個別では、リズム、レーザーテク、セレス、テラスカイ、古河電工が上昇。半面、大幸薬品、大平金、アドクリ、ミガロHD、GMOインタなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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