11月4日前場は日経平均株価が、前週末比50円20銭安の5万2361円14銭と4日ぶりに小反落。一方、TOPIX(東証株価指数)は同12.65ポイント高の3344.48ポイントと上昇した。日経平均は午前9時24分に、同390円66銭安の5万2020円68銭を付けている。前週末10月31日までの直近3営業日で約2200円の上昇をみせていただけに、短期的な過熱感が警戒され、指標銘柄のアドバンテスなどに利益確定売りが先行。ただ、急速な上昇で、買い遅れた投資家の待機資金を支えに上げ転換し、一時220円高となり、前週末10月31日に付けた取引時間中の史上最高値(5万2411円34銭)を更新する場面もみられた。
東証プライム市場の出来高は14億1517万株、売買代金は4兆2546億円。騰落銘柄数は値上がりが1085銘柄、値下がりは489銘柄と値上がりが多い。変わらずは40銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち8業種が下落、25業種が上昇した。7&iHD、ファストリテなどの小売株や、リクルートH、セコムなどのサービス株が下落。LINEヤフ、ソフバンGなどの情報通信株や、MS&AD、東京海上などの保険株も安い。中外薬、第一三共などの医薬品株や、三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株も軟調。一方、古河電工、住友電工などの非鉄金属株や、AGC、特殊陶などのガラス土石株が上昇。浜ゴム、ブリヂスなどのゴム製品株や、出光興産、ENEOSなどの石油石炭株も高い。
そのほか、ソシオネクス、スクリン、ロードスター、東洋水産、NRIが下落。半面、住友ファーマ、平河ヒューテ、FFJ、CIJ、ビジ太田昭和などが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社