市況(場況)

日経平均は505円安と反落、一時4万9000円割れも下げ渋る=18日前場

 18日前場は日経平均株価が、前日比505円39銭安の4万9006円89銭と大幅反落。TOPIX(東証株価指数)は同11.84ポイント安の3357.55ポイントと3日続落した。朝方から、現地17日の米国株安を受けて売りが先行。日経平均は午前9時9分に、同868円50銭安の4万8643円78銭を付けた。その後、円相場が1ドル=155円台の後半と、朝方よりも円安方向にあることから、下げ渋る動きがみられたものの、19日に公表される日銀金融政策決定会合の内容を確認したいとして、積極的な買いは限られているようだ。

 東証プライム市場の出来高は10億3930万株、売買代金は2兆4947億円。騰落銘柄数は値上がりが1072銘柄で、値下がりの489銘柄よりも多い。変わらずは48銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち13業種が下落、20業種が上昇した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、日立、アドバンテスなどの電気機器株が下落。ディスコ、菱重工などの機械株や、ヤマハ、任天堂などのその他製品株も安い。ガイシ、特殊陶などのガラス土石株や、日産自、ホンダなどの輸送用機器株も軟調。日本製鉄などの鉄鋼株や、ソフバンGなどの情報通信株も弱い。一方、ニッスイ、マルハニチロなどの水産農林株や、王子HD、日本紙などのパルプ・紙株、OLC、リクルートHなどのサービス株が高い。

 そのほか、芝浦、アドクリ、KLab、日製鋼、アサヒが下落。半面、MDV(監理)、LinkUG、NSグループ、オイラ大地、ラクスルなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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