市況(場況)

日経平均は610円程度高、5カ月ぶり4万円台乗せ後も堅調=27日前場

 27日午前10時6分すぎの日経平均株価は、前日比610円程度高い4万200円前後で推移する。午前10時5分には、同632円84銭高の4万217円42銭を付けている。取引時間中に4万円台となるのは、1月27日以来で5カ月ぶり。現地26日の米国株式市場では、FRB(米連邦準備制度理事会)に対する利下げ期待が継続。NYダウが反発したほか、ナスダック総合指数は4日続伸して終値ベースで約4カ月半ぶりに心理的なフシ目の2万ポイントを回復した。日本株は米株高を受けてきのう26日までの好地合いが継続、買いが先行した。その後も堅調な値動きが続いている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、26日の大阪取引所清算値比245円高の3万9745円だった。

 業種別では、全33業種のうち31業種が上昇、2業種が下落している。トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株や、日立、ソニーGなどの電気機器株が上昇。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も高い。ディスコ、菱重工などの機械株や、第一生命HD、東京海上などの保険株も堅調。楽天グループ、リクルートHなどのサービス株や、アシックス、任天堂などのその他製品株もしっかり。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、アサヒ、JTなどの食料品株が安い。

 個別では、アドクリ、シンフォニア、藤田観、三井ハイ、住友ファーマが上昇。半面、Mエンター、AndDo、gumi、メドピア、フジオフードなどが下落している。

 東京外国為替市場では午前10時6分時点で、ドル・円が1ドル=144円台の半ば(26日は144円05−07銭)、ユーロ・円が1ユーロ=169円台の前半(同168円67−71銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

ウエルスアドバイザー社

中立・客観的立場から豊富で偏りのない金融情報を提供し、投資家の皆様の資産形成に役立つこと」を事業の目的に、金融機関向けアプリ「ウエルスアドバイザー」、金融情報サイト「ウエルスアドバイザーウェブサイト」、スマートフォンアプリ「My投資信託」、「株式新聞Web」等、様々な媒体で金融情報を発信しています。

資産・不動産・M&Aまで対応

無料個別相談

最新トレンド情報を会員限定で発信

無料メルマガ登録