14日午前10時7分すぎの日経平均株価は、前日比630円程度安い5万650円前後で推移する。現地13日の米国では、利下げへの期待感が後退しNYダウが5日ぶりに反落、ナスダック総合指数は3日続落。東京市場も米国株安の動きを受け、売りが先行。午前9時9分には同1035円23銭安の5万246円60銭を付けた。その後は、下げ渋る動きをみせている。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、13日の大阪取引所の清算値比1205円安の5万95円だった。日経平均先物・オプション11月限SQ(特別清算)値の市場推定値は5万323円66銭。
業種別では、全33業種のうち22業種が下落、11業種が上昇している。古河電工、フジクラなどの非鉄金属株や、ディスコ、菱重工などの機械株が下落。日立、アドバンテスなどの電気機器株や、大林組、清水建などの建設株も安い。ソフトバンク、ソフバンGなどの情報通信株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株も軟調。ガイシ、特殊陶などのガラス土石株や、テルモ、HOYAなどの精密機器株も弱い。一方、INPEXなどの鉱業株や、三井不、菱地所などの不動産株が高い。
そのほか、荏原、PKSHA、JVCKW、センコーGH、朝日工が下落。半面、GMOPG、セグエ、YACHD、アズーム、TOPPANなどが上昇している。
東京外国為替市場では午前10時7分時点で、ドル・円が1ドル=154円台の半ば(13日は154円71−73銭)、ユーロ・円が1ユーロ=179円台の後半(同179円64−68銭)で取引されている。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社