26日後場の日経平均株価は、前日比642円51銭高の3万9584円58銭と大幅に3日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同22.45ポイント高の2804.69ポイントと上昇した。日経平均は終値ベースで1月31日(3万9572円49銭)以来、約5カ月ぶりの水準を回復した。現地25日の米半導体関連株高や通常取引終了後のマイクロン・テクノロジーの強気な業績予想を受け、日本株は半導体関連などに買いが先行。好地合いのなか時間外取引で米株価指数先物が上昇したことも追い風にジリ高基調が継続、午後2時38分には同673円52銭高の3万9615円59銭を付ける場面もみられるなど、堅調な値動きとなった。
東証プライム市場の出来高は18億3014万株、売買代金は4兆9217億円。騰落銘柄数は値上がりが1189銘柄と7割を超えた一方、値下がりは380銘柄、変わらず59銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち30業種が上昇、3業種が下落した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、中部電、東ガスなどの電気・ガス株が上昇。第一生命HD、東京海上などの保険株や、伊藤忠、三菱商などの卸売株も高い。郵船、商船三井などの海運株や、SMC、菱重工などの機械株も堅調。7&iHD、ファストリテなどの小売株や、MARUWA、ニチアスなどのガラス土石株もしっかりだった。一方、HOYA、リズムなどの精密機器株や、参天薬、第一三共などの医薬品株、アサヒ、JTなどの食料品株が下げた。
個別では、サンウェルズ、メドピア、荏原、FUJIMI、藤田観が上昇。半面、ルネサス、GMOインタ、シンクロF、セルシス、寿スピリッツなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社