市況(場況)

日経平均は666円安、米国株安で売り先行も押し目買いに下げ渋る展開=23日後場

 23日後場は日経平均株価が、前日比666円18銭安の4万8641円61銭と大幅続落。TOPIX(東証株価指数)も同12.65ポイント安の3253.78ポイントと4日ぶりに反落した。日経平均は午前9時6分に、同908円74銭安の4万8399円05銭を付けた。現地22日の米国株式市場では米中対立の激化が警戒され、NYダウが4日ぶりに反落、ナスダック総合指数は続落した。通常取引終了後に25年7−9月の決算を発表したテスラが、時間外取引で下落していることも重しとなり、幅広い銘柄に利益確定売りが出た。その後は、押し目買いに下げ渋る展開となり、取引終了にかけて下げ幅を縮小した。ドル・円相場は、1ドル=152円40銭台と朝方の水準よりも円安方向に動いたことも、下げ渋る動きにつながったもよう。

 東証プライム市場の出来高は20億9277万株、売買代金は5兆1011億円。騰落銘柄数は値上がりが963銘柄と、値下がりの599銘柄よりも多い。変わらずは53銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち14業種が下落、19業種が上昇した。ソフバンGなどの情報通信株や、SBI、野村などの証券商品先物株が下落。アドバンテス、東エレクなどの電気機器株や、JPX、オリックスなどのその他金融株も安い。OLC、リクルートHなどのサービス株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も軟調。日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株や、SUMCO、LIXILなどの金属製品株も弱かった。一方、INPEX、石油資源などの鉱業株や、三井不、菱地所などの不動産株が高い。

 そのほか、アステリア、井関農、SUMCO、ローツェ、イビデンが下落。半面、稀元素、アドソル、住友重、平河ヒューテ、川重などが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社

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