東京株式市場では10日前場、日経平均株価が前日比833円63銭高の5万6728円95銭と大幅に反発し、上げ幅が一時1000円を上回った。一方、TOPIX(東証株価指数)はマイナス1.48ポイントの3739.99ポイントと伸び悩んだ。中東情勢をめぐっては、イスラエルとレバノンが和平協議を始めると報じられ、米国とイランの停戦合意後に再び高まっていた地政学リスクが後退した。また、前日の米国市場で半導体関連が上昇した流れを引き継ぎ、日経平均は午前10時44分に前場の高値(1042円21銭高の5万6937円53銭)を形成。AI(人工知能)周辺株に買いが広がったほか、業績予想を増額したファストリテが急騰して指数の上げをけん引した。
東証プライム市場の出来高は11億9458万株、売買代金は4兆5297億円。日経平均が大きく上昇した一方で、騰落銘柄数は値上がりが554銘柄と値下がり(968銘柄)を大きく下回った。変わらずは54銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち14業種が上昇し、19業種が下落した。AIインフラ関連のフジクラ、三井金属などの非鉄金属が急上昇し、ファストリテ中心に小売、富士紡HD、オンワードHなどの繊維、日東紡、日電硝子などガラス土石も強調。半面、中東情勢の鎮静化を視野にINPEXなど鉱業は安い。また、塩野義薬などの医薬品、ワキタ、キヤノンMJなどの卸売も軟調だった。
そのほか、ローツェ、古野電、ツガミ、KOKUSA、平田機工などが大幅高。一方、公募増資のホットランHや、カカクコム、Wスコープ、弁護士コムなどは急落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社
