9日前場は日経平均株価が、前日比88円99銭高の4万3732円80銭と4日続伸。TOPIX(東証株価指数)も同1.89ポイント高の3140.09ポイントと上昇した。現地8日の米国株式が上昇し、ナスダック総合指数は約1カ月ぶりに終値ベースの史上最高値を更新。日本株も米国株高を受けきのう8日の強地合いが継続し、日経平均は午前9時55分に、同541円92銭高の4万4185円73銭と、8月19日に付けた取引時間中の史上最高値(4万3876円42銭)を約1カ月ぶりに塗り替えた。TOPIXも連日で取引時間中の史上最高値を更新した。ただ、買い一巡後は、短期的な過熱感が警戒されるなか、利益確定売りに押される動きとなった。
東証プライム市場の出来高は10億1401万株、売買代金は2兆3793億円。騰落銘柄数は値上がりが865銘柄、値下がりは672銘柄、変わらずは81銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち16業種が上昇、17業種が下落した。日立、ソニーGなどの電気機器株や、アシックス、任天堂などのその他製品株が上昇。JAL、ANAなどの空運株や、日本紙、北越コーポなどのパルプ紙株も高い。菱地所、住友不などの不動産株や、三菱倉、三井倉HDなどの倉庫運輸株も堅調。ディスコ、菱重工などの機械株や、大林組、清水建などの建設株もしっかり。一方、住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株が安い。
そのほか、芝浦、ニーズウェル、アドバンテス、トレファク、イチネンHDが上昇。半面、学情、シチズン時計、三井金、ユニオンツル、大阪チタなどが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社