18日前場は日経平均株価が、前日比891円35銭安の4万9432円56銭と大幅に3日続落。TOPIX(東証株価指数)も同49.57ポイント安の3297.96ポイントと下落した。日経平均は午前10時4分に、同1216円60銭安の4万9107円31銭を付けた。現地17日の米国市場では、前週末に続き金利低下期待が後退。NYダウは一時710ドルを超える下落をみせる場面もあった。東京市場も弱い流れを引継ぎ売りが先行し、AI(人工知能)関連を中心に下げ幅を拡大した。売り一巡後は、押し目買いに下げ渋る動きもみられたが、戻りは鈍いもよう。
東証プライム市場の出来高は10億8928万株、売買代金は2兆7976億円。騰落銘柄数は値上がりが332銘柄にとどまった一方、値下がりは1211銘柄と7割を超えた。変わらずは69銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち32業種が下落、1業種が上昇した。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、KDDI、ソフバンGなどの情報通信株が下落。日立、ソニーGなどの電気機器株や、ディスコ、菱重工などの機械株も安い。出光興産、ENEOSなどの石油石炭株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も軟調。テルモ、HOYAなどの精密機器株や、伊藤忠、丸紅などの卸売株も弱かった。一方、JR東日本、JR東海などの陸運株が高い。
そのほか、LinkUG、GLM、アドクリ、KOKUSA、オルガノが下落。半面、ラックランド、ニチコン、アルゴグラ、稀元素、ギフティなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社