26日後場は日経平均株価が、前日比899円55銭高の4万9559円07銭と大幅続伸。TOPIX(東証株価指数)は同64.61ポイント高の3355.50ポイントと3日ぶりに反発した。現地25日の米国株式市場では、個人消費の失速が警戒され、利下げへの期待感が高まる格好となり、NYダウ・ナスダック総合指数は3日続伸。東京市場も米国株高を受けて買いが先行した。半導体関連株を中心に堅調な値動きが続き、午後零時37分には、同1090円07銭高の4万9749円59銭まで上げ幅を拡大した。その後は、手がかり材料に欠けるなか戻り待ちの売りに押され上値は重かった。
東証プライム市場の出来高は23億2167万株、売買代金は6兆1067億円。騰落銘柄数は値上がりが1422銘柄と9割に迫る一方、値下がりは157銘柄だった。変わらずは33銘柄。
業種別では、全33業種のうち32業種が上昇、1業種が下落した。大和証G、野村などの証券商品先物株や、東電力HD、関西電などの電気・ガス株が上昇。三菱UFJ、三井住友などの銀行株や、INPEX、石油資源などの鉱業株も高い。SUMCO、三和HDなどの金属製品株や、王子HD、日本紙などのパルプ・紙株も堅調。東レ、ゴルドウインなどの繊維株や、NTT、ソフバンGなどの情報通信株、MS&AD、東京海上などの保険株もしっかり。一方、郵船、商船三井などの海運株が下落した。
そのほか、LinkUG、GMO、ギフティ、メイコー、エンプラスが上昇。半面、キオクシア、日東紡、ディアライフ、フィットE、オーケストラなどが安い。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社