17日前場は日経平均株価が、前日比93円52銭高の4万4995円79銭と5日続伸。一方、TOPIX(東証株価指数)は同12.80ポイント安の3155.56ポイントと5日ぶりに反落した。日経平均は朝方、現地16日の米国株式が下落したことや円高を嫌気して売りが先行、一時300円近くまで下げ幅を広げる場面もみられた。売り一巡後は、値がさハイテク株を中心に押し目を拾う動きが強まり上げ転換。午前10時50分には、同131円07銭高の4万5033円34銭まで上げ幅を拡大。きのう16日に付けた取引時間中の史上最高値(4万5055円38銭)に迫る場面もみられた。
東証プライム市場の出来高は10億8071万株、売買代金は2兆2491億円。日経平均が上昇した一方で、騰落銘柄数は値上がりが347銘柄に留まり、値下がりは1225銘柄で7割を超えた。変わらずは47銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち4業種が上昇、29業種が下落した。ソニーG、東エレクなどの電気機器株や、JAL、ANAなどの空運株が上昇。7&iHD、ファストリテなどの小売株や、INPEX、K&Oエナジなどの鉱業株もしっかり。一方、東電力HD、関西電などの電気ガス株や、MS&AD、第一生命HDなどの保険株が下落。住友電工、フジクラなどの非鉄金属株や、大和証G、野村などの証券商品先物株も安い。アシックスや任天堂などのその他製品株や、日本製鉄、JFEHDなどの鉄鋼株も弱かった。
そのほか、ティラド、カルビー、東エレク、メドレー、東精密が上昇。半面、プロレドP、TBASE、井関農、KLab、パーク24などが下落した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社