7日後場の日経平均株価は、前週末比51円03銭安の3万6779円66銭と8日ぶりに反落。TOPIX(東証株価指数)は同8.38ポイント高の2696.16ポイントと9日続伸した。円安への動きを受けて朝方は買いが先行し、日経平均は上昇して取引を開始。ただ、一巡後にマイナス圏に転換、午前10時37分には同99円30銭安の3万6731円39銭を付けた。その後は、日経平均は方向感に乏しく前週末終値を意識する展開が続いた。TOPIXは総じて堅調に推移したが、取引終了にかけ上げ幅を縮小した。ドル・円相場は1ドル=142円台の後半で、午後はやや円高方向に振れた。
東証プライム市場の出来高は21億5494万株、売買代金は4兆9187億円。騰落銘柄数は値上がりが1035銘柄、値下がりは550銘柄、変わらずは50銘柄だった。
業種別では、全33業種のうち12業種が下落、21業種が上昇した。中外薬、第一三共などの医薬品株や、トヨタ、ホンダなどの輸送用機器株が下落。信越化、富士フイルムなどの化学株や、テルモ、オリンパスなどの精密機器株も安い。一方、JAL、ANAの空運株や、伊藤忠、三菱商などの卸売株が上昇。第一生命HD、東京海上などの保険株や、三菱UFJ、三井住友などの銀行株も高かった。
個別では、マクニカHD、日本新薬、小野薬、ペプチドリム、KOKUSAが下落。半面、UMCエレ、ノジマ、矢作建、TOA、TBASEなどが上昇した。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社