ホンダ系自動車部品メーカーの武蔵精密工業が3日続落。一時、前日比34円安となる2527円を付けた。丸三証券は目標株価を引き下げている。
丸三証は29日付で、武蔵精密の投資判断「買い」(3段階中最上位)を据え置き、目標株価を4200円から3700円に引き下げた。中国での日系自動車メーカーのシェア低下や、HSC(ハイブリッドスーパーキャパシタ=高エネルギー密度と高出力密度の蓄電デバイス)の量産需要の後ズレにより、26年3月期連結営業利益予想を220億円から215億円(会社計画は210億円、前期比6.5%増)に引き下げ。一方、AI(人工知能)データセンター建設や、GPU(画像処理装置)の高消費電力化による電力需要の増加により、HSCの将来的な需要見通しは変わらないと予想している。
30日の終値は、前日比7円安の2554円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社