池上通が反発、7円高の599円を付けた。17日引け後、固定資産を売却し特別利益を計上する見込みになったと発表、材料視された。
同社では、経営資源の有効活用および資産効率の向上を目的に、主要生産拠点であるシステムセンター(神奈川県藤沢市)の敷地内に、新棟の建設を進めている。それに伴い、資産の用途について見直しを実施。同社製品の製造および修理業務を担うグループ会社が使用している神奈川県川崎市の土地と建物の売却を決めた。27年3月期決算において特別利益として約12億円の固定資産売却益を計上する。売却によって得られる資金は、M&A(企業の合併・買収)をはじめとする成長分野への投資、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進、人的資本への投資などに充当し、さらなる企業価値の向上を目指す。
18日の終値は、前日比3円高の595円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社