積水化学工業は18日、五洋建設と、桟橋などのコンクリート劣化対策として従来の塗装工法の工程の一部または全てを貼付するのみで代替可能となり、貼付後も下地の状態を確認可能な二酸化炭素の吸収材を含有する表面被覆シートを開発したと発表した。
積水化は、工業用途向け粘着テープをはじめとした粘着配合技術、塗工技術、シート加工技術を有し、五洋建設の海外も含めた豊富な実績に基づく維持管理に関する知見を活用し、下地視認可能な二酸化炭素の吸収材含有表面被覆シートを共同開発した。今後は、開発した被覆シートを土木および建築のコンクリート構造物に適用していく事で、それらの長寿命化を実現する。同被覆シートは25年度に実証試験を目的とした試験販売の開始を予定しているという。
18日の終値は、前週末比5円安の2748.5円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社