16日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=145円台前半で推移している。日経平均株価の急落を受けてリスクオフの円買いが先行し、ドル・円は一時145円を割り込んだ。その後、日経平均の下げ渋りを背景にドル・円も下げ幅を縮小したものの、来週の日米財務相会談で為替が議論されるとの思惑から積極的なドル買い・円売りはみられなかった。日銀の中村豊明審議委員が講演で金融政策について「当面は現状維持が適当」と述べたと伝わったものの、市場の反応は限定的だった。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社
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