21日の東京外国為替市場で、ドル・円は1ドル=147円台前半を中心に小動きとなった。
朝方、147円30銭近辺だったドル・円は、日経平均株価が売り先行からいったん下げ渋る展開とともに小幅反発し、一時147円50銭近辺まで上伸したものの、次第に上値が重くなった。その後は、前日にトランプ米大統領が自身のSNSを通じて、住宅ローン契約で不正を働いた疑いのあるクックFRB(米連邦準備制度理事会)理事は辞任すべきと主張し、後任人事に利下げを志向する人物を充てるとの見方からドルが弱含む中、ドル・円は一時147円20銭近辺まで下押しした。
ただ、きょう米国時間にはジャクソンホール会議の開催初日を迎えることもあってドル・円も積極的な売買は手控えられ、東京時間は値幅30銭程度の狭いレンジで小動きとなった。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社