サワイグループホールディングスは10日午後1時、日医工(富山県富山市)と、後発医薬品の製造所集約と品目統合に向けた協業で合意したと発表した。
厚生労働省は後発医薬品企業の連携に向け、製造所集約に必要な薬事手続の標準的事務処理期間を従来の6カ月から1.5カ月に短縮する特例を設けた。また、「後発医薬品製造基盤整備基金」を設置し、品目統合に伴う生産性向上に向けた設備投資等の経費補助を行うとしている。両社はこれらの施策を活用し、製造所集約と品目統合の協業を通して、生産効率を目指す。現在協議中の対象品目数は15成分30品目。中止代替(一方の製品を発売中止し、もう一方の製品で代替供給する)が16品目、それぞれで製造していた品目を一方の製造所に統合するのが14品目で、26年以降、準備が整い次第実施するとしている。
10日の終値は、前日比16円高の2023円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社