吉野家HDが続伸、200円高の3244円を付けた。9日引け後、26年2月期の連結利益予想を上方修正し、好感された。
26年2月期業績予想で、売上高は、2250億円(前期比9.8%増)を据え置いたが、営業利益を74億円から82億円(同12.2%増)に引き上げた。第2四半期累計(25年3−8月)では、主幹事業の吉野家、はなまるにおける集客施策などが奏功した。コスト面では、米を中心とした原材料価格の上昇が継続したが、増収に伴う変動費の増加を適切にコントロールしたことが寄与した。今後も原材料価格の上昇が見込まれ、収益に影響するとみているが、第2四半期累計の業績と足元の動向を織り込んだ。
第2四半期累計(25年3−8月)の決算は、売上高が1104億4600万円(前年同期比11.2%増)、営業利益が44億3800万円(同19.5%増)だった。
10日の終値は、前日比152円高の3196円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社