大林組は10日、低炭素型のコンクリートを橋りょう向けのプレキャストPC床版に適用できるよう初期強度を高めた「クリーンクリートPC床版」を開発したと発表した。
社会インフラの老朽化が深刻な社会課題となり、30年には国内の道路橋の約54%が築50年を経過すると予測され、橋りょうのリニューアルが急務となっている。同社では、橋りょうリニューアル工事に低炭素型のコンクリートを適用するため、同社開発のクリーンクリートの技術を活用した「クリーンクリートPC床版」を開発。クリーンクリートPC床版の技術を活用し、橋りょうのリニューアルにおける低炭素化を推進することで、インフラの長寿命化と環境負荷の低減を両立させるとしている。
10日の終値は、前日比29円安の2375.5円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社