ANAが3日ぶりに反発、112.5円高の2889円を付けた。30日引け後、26年3月期の連結業績予想を上方修正し、好感された。
通期の業績予想で、売上高を2兆3700億円から2兆4800億円(前期比9.6%増)に、営業利益を1850億円から2000億円(同1.7%増)に引き上げ、一転して増益となる見込み。上期は燃油市況が期初の想定を下回り、為替も円高に推移したことなどの影響で費用が減少したほか、8月に日本貨物航空(NCA)が連結子会社となったことも寄与した。前提条件は、1米ドル=150円、航空燃油費の一指標であるドバイ原油の市場価格を1バレル=75米ドル、シンガポール・ケロシンを1バレル=90米ドルを据え置き。
第2四半期累計の決算は、売上高が1兆1904億円(前年同期比8.3%増)、営業利益は976億2800万円(同9.9%減)だった。
10月31日の終値は、前日比112.5円高の2889円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社