ブリヂスが4日続伸、298円高の7280円を付け、10月8日の上場来高値7242円を大きく更新した。12日午後2時30分、株式分割を実施すると発表、材料視された。
12月31日(同日は株主名簿管理人の休業日のため実質的には12月30日)を基準日、26年1月1日を効力発生日として1株を2株に分割するとした。分割により投資単位当たりの金額を引き下げ、投資家がより投資しやすい環境を整え、投資家層の拡大を図ることを目指す。
同時に25年12月期の連結業績予想(IFRS)を修正。売上収益は4兆3300億円から4兆3600億円(前期比1.6%減)に引き上げた一方、調整後営業利益を5050億円から4900億円(同1.4%増)に減額した。米国内景気が想定よりも悪化し、北米新車用トラック・バス向けタイヤの売上が大幅に減少したことで、ブラジルからの北米向け輸出量が減少したことなどを織り込んだ。
25年12月期第3四半期累計(1−9月)の連結決算は、継続事業における売上収益が3兆2349億2600万円(前年同期比1.1%減)、調整後営業利益が3683億6700万円(同4.3%増)だった。
12日の終値は、前日比228円高の7210円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社