トリドールホールディングスが急騰、663円高の5263円を付け、連日で年初来高値を更新した。14日午後1時10分、26年3月期第1四半期(25年4−6月)の連結決算(IFRS)を発表。大幅な増益で着地し好感された。
第1四半期決算は、売上収益が698億6200万円(前年同期比6.1%増)、営業利益が80億5200万円(同2.3倍)だった。売上収益は第1四半期として過去最高を更新、丸亀製麺セグメントおよび国内その他セグメントでも過去最高だった。好調な既存店と新店が寄与した。一方、海外事業セグメントは、前期に実施した丸亀英国事業のフランチャイズ化や一部不採算店舗の閉店影響などを受けたが、国内事業などが好調で全体としては増収を確保。利益面では、海外事業セグメントで、一部地域の市況悪化影響が継続したものの、丸亀アジア事業の貢献のほか、丸亀英国事業のフランチャイズ化にともなう収益改善や、国内での丸亀製麺セグメントおよび国内その他セグメントや好調だったことで大幅増益につながった。
26年3月期の業績予想は、売上収益2820億円(前期比5.1%増)、営業利益146億円(同68.3%増)を据え置き。
14日の終値は、前日比607円高の5207円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社