総合電機大手の三菱電機は16日、運転中のドライバーのわき見や居眠りを検知する「ドライバーモニタリングシステム(DMS)」の映像から非接触で取得した脈拍数や、車両制御情報などを組み合わせることで、運転中のドライバーの飲酒状態を推定する技術を開発したと発表した。
同社は今回、DMSの映像を解析して取得したドライバーの脈拍数、目の動きと、ハンドル・アクセル操作などの車両制御情報を組み合わせてAI(人工知能)で解析することにより、運転中のドライバーの飲酒状態を推定する技術を開発。飲酒による表情変化が分かりにくい場合でも、飲酒によって変化する脈拍数を判定に用いることで、飲酒状態を高精度に検知することが可能になるという。それにより、飲酒運転による交通事故を削減し、安心・安全な社会の実現に貢献するとしている。
16日の終値は、前日比131円安の4677円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社