電線大手の古河電気工業は17日、グループの古河ファイテルオプティカルデバイスが、信号光源用高出力DFBレーザダイオードチップの生産能力増強のため、ジャパンセミコンダクター(JSC、岩手県北上市)の岩手事業所内に新工場を設立するとともに、タイ工場に一部生産ラインを導入すると発表した。
クラウドサービスや生成AIの普及を背景に、データセンタでの通信トラフィックが急増するなか、DFBレーザダイオードチップは単一波長で高出力な光源として採用されており、需要が急増していることに対応する。岩手事業所内に新工場を設立するほか、タイ工場に一部生産ラインを導入することで、28年にDFBレーザダイオードチップの生産能力を25年度比5倍以上に引き上げることを目指す。
17日終値は、前日比153円高の9203円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社