島津製作所は18日、材料の耐久性・寿命の予測を支援する複合劣化促進ユニット「CDAS−1000」を同日に発売すると発表した。
同製品は、同社製のガスクロマトグラフ質量分析計(GC−MS)やフーリエ変換赤外分光光度計(FTIR)などと併せて材料の劣化評価に用いる世界初の前処理装置。劣化過程で発生するガスの成分や材料の表面状況をGC−MSやFTIRで調べて、劣化の指標となる成分を検出したり、劣化の仕組みの解明に有用な情報を獲得することができることから、プラスチックなど新素材の研究開発を効率化するという。同社は「CDAS−1000」を、樹脂系の新素材を開発するメーカーや研究機関などに販売する方針。
18日の終値は、前日比32円高の3728円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社