NECは2日、警察・消防などの緊急通報を受ける指令室業務を高度化する、次世代の緊急通報指令室における支援技術を開発したと発表した。
開発した技術は、独自のAgentic AIを核とし、複雑な通話内容からでも状況を正確に把握するだけでなく、次にとるべき行動を提案し、必要な行動決定までの一連の業務を支援する。経験と知識が求められるオペレーター業務の負担を大幅に軽減し、熟練オペレーターと育成リソースの不足という課題解消にも貢献。また、利用目的に応じてAgentic AIの選択やチューニングが可能のため、企業の顧客窓口であるコンタクトセンターなど、さまざまなユースケースへの適用が可能としている。
Agentic AIとは、「会話分析」「情報管理」「行動提案」などに特化した複数の専門AIに、それぞれの役割を分担させ、緊密に連携させる。
2日の終値は、前日比186円高の5883円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社