三菱電機は25日、台湾の工業技術研究院(ITRI)、台湾タバコ・酒(TTL)の竹南ビール工場と、二酸化炭素を回収・資源化する実証試験に関する基本協定を締結したと発表した。
今回の協定で3者は、TTL竹南ビール工場において、ガスボイラーの排ガス中の二酸化炭素を回収し、回収した二酸化炭素を精製してビール製造工程に適用する技術の確立と、二酸化炭素の回収・資源化における技術的な課題や経済合理性の検証に取り組む。同実証試験を通し、同社とITRIはCCU(二酸化炭素の分離回収と有効利用)技術の研究開発を加速し、TTL竹南ビール工場は、工場から排出される二酸化炭素排出量の削減と、回収した二酸化炭素の自社利用を目指す。
25日の終値は、前週末比13円高の3712円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社