住友商事は25日、がん放射線治療AIスタートアップ企業のアイラト(宮城県仙台市)に出資し、アイラトが開発した放射線治療計画支援ソフトウエア(AI計画ソフト)の海外独占代理店契約を締結したと発表した。
アイラトは、がん放射線治療の治療成績向上、業務量改善を目指し、放射線治療AIの研究開発を行うスタートアップ企業。AI計画ソフトは、患者CTの画像認識や放射線照射範囲の特定に、過去の膨大な臨床データを読み込んだAIを活用することで、通常約6時間を要する治療計画策定を約20分に短縮し、IMRT治療における医師・医療スタッフの業務効率化が図れるという。今後はアジア圏における法規制対応を行い、26年以降、AI計画ソフトの販売を目指す。
25日の終値は、前日比50円安の3885円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社