明電舎は26日、29日から東京都、小笠原村、東電力HDの東京電力パワーグリッド(東京電力PG)の3者が連携して開始する、小笠原村・母島での再生可能エネルギー100%電力供給に向けた実証に、東京電力PGと共同開発した「仮想同期発電機機能付き蓄電池用インバータ」(VSG−PCS)を納入したと発表した。
小笠原諸島母島の「母島発電所」は、4基計960kWのディーゼル発電設備によって島内に電力を供給しているが、二酸化炭素の排出や燃料調達費、発電機の修繕費用が課題となっていたという。今回、母島における年間消費量約300万kW/時の電力需要を再エネに置き換えることを目指し、新技術を活用した3年間の実証に取り組むという。
26日の終値は、前日比50円安の6040円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社