日立は27日、新潟大学と地域資源を活用して住民の健康を支える社会的処方の多地域展開を目指し、音声認識と生成AI(人工知能)を活用したリンクワーカー業務支援システムを開発したと発表した。
同システムは、リンクワーカー(保健師など)が行う住民との面談内容をリアルタイムでテキスト化した後、地域資源の紹介に必要な住民の健康状態や生活状況、希望する支援内容などの情報を、項目別に即座に整理・要約してレポート作成を支援する。それにより、リンクワーカーの業務の効率化と面談時の情報の取得漏れ防止を実現。さらに、要約・整理された面談内容と、予め蓄積された地域資源の利用データに基づいて、住民の課題や要望に応じた適切な地域資源の候補を、対話形式で検索・提示するという。9月1日から、新潟県十日町市の特定保健指導業務に試行導入し、有効性を検証する。
27日の終値は、前日比5円安の4042円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社