トクヤマが急騰、348円高の4032円を付け。9日の年初来高値3858円を大きく更新した。29日午前9時、26年3月期第2四半期累計(25年4−9月)の連結決算を発表。大幅な増益で着地し、好感された。
第2四半期累計の決算は、売上高が1637億5600万円(前年同期比1.1%減)にとどまった一方、営業利益は191億5200万円(同37.2%増)と大幅な増益となった。売上高は、半導体関連製品が堅調に推移したものの、苛性ソーダの輸出数量が減少したことや、塩化ビニル製品の海外市況が下落したことが影響した。利益面では、半導体関連製品の販売が堅調に推移したことや、製造コストの改善が進んだことも寄与した。
26年3月期の業績予想をは、売上高3645億円(前期比6.2%増)、営業利益415億円(同38.5%増)を据え置き。第2四半期累計決算の通期業績予想に対する進ちょく率は、売上高で44.9%、営業利益で46.1%となっている。
午29日の終値は、前日比188円高の3872円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社