ホンダは3日、同社のブラジルにおける二輪車およびパワープロダクツ製品の生産・販売現地法人であるモトホンダ・ダ・アマゾニア・リミターダ(HDA)が現地2日、拡大するブラジル二輪車市場の需要に合わせマナウス工場に26年から29年までの4年間で約16億レアル(約442億円)を投資すると発表した。
ブラジルでは近年、個人の移動手段としての需要増加に加えて、デリバリーなどの商用ニーズの高まりを背景に二輪車市場は急速に拡大。HDAでは、今後も継続的な拡大が見込まれる需要に対応するため、新しい設備の導入などによる生産工程の能力拡大や、工程のレイアウト変更などによる生産プロセスの最適化、工場内物流の改善などを行う。それにより市場の変化や需要の増加、今後の商品ラインアップ拡大に、より迅速かつ柔軟に対応できる体制を整え、26年には生産能力を160万台に拡大し、新たに約350人の雇用を創出するという。
3日の終値は、前日比21円高の1524.5円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社