三菱重工業は30日、三菱パワーが、中国・大手鉄鋼グループ江蘇沙鋼集団傘下の江蘇利懐鋼鉄向けに、出力10万キロワット(MW)級のガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を受注したと発表した。
今回、同発電所の中核機器として、新開発の中小型高炉ガス焚きガスタービン「M100S」が採用された。同タービンは、運転実績を持つ高炉ガス焚き大型タービンの技術と、高性能・高信頼性を誇る最新鋭の天然ガス焚きJACガスタービンの技術を融合して開発された。従来機に比べ小型・高効率を実現したほか、高炉ガスに加え、コークス炉や転炉など製鉄所の設備から発生するさまざまな副生ガスとの混焼も可能としている。
30日の終値は、前日比46円安の3879円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社