トーセイが4日続伸し、一時54円高の2645円を付けた。7日午後2時30分、25年11月期の連結利益予想(IFRS)の上方修正と、期末一括配当予想の増額、株式分割を発表、材料視された。
25年11月期の業績予想で、売上高は1020億7800万円から981億2500万円(前期比19.4%増)に引き下げたものの、営業利益を206億3900万円から216億1700万円(同16.9%増)に増額した。国内不動産市場における国内外投資家の投資意欲は堅調で、同社の不動産再生事業は好調に推移した。期初に策定した不動産再生事業の販売計画を戦略的に見直し、一部の物件販売時期を今期から翌期以降に変更。また、不動産ファンド・コンサルティング事業におけるアセットマネジメントフィーの増加見込みや、ホテル事業における業績上ブレなどを織り込んだ。期末一括配当予想は従来の89円から98円(前期実績79円)に引き上げた。
株式分割は、11月30日を基準日、12月1日効力発生日として1株を2株に分割するとした。分割により投資単位当たりの金額を引き下げ、同社株の流動性の向上と投資家層の拡大を図ることを目指す。
7日の終値は、前週末比14円高の2605円。
[ 株式新聞ダイジェスト ] 提供:ウエルスアドバイザー社